
【 2025年 夏季休業のお知らせ 】
2025年7月26日
- お知らせ
平素は格別のお引き立てをいただき厚くお礼申し上げます。 誠に勝手ながら夏季休業期間を下記の通りとさせていただきます。 【休業日】8/11(月・祝), 8/13(水)~16(土) ※8/9(土), 8/10(日), 8/12(火)は通常営業いたします。 ご不便をおかけ致しますが、何卒ご了承の程お願い申し上げます。

ホームページリニューアルのお知らせ
2025年7月16日
- お知らせ
日頃より鈴木弦楽器をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 このたび、より快適にご覧いただけるよう、ホームページをリニューアルいたしました。 奏者の皆さまにとって、楽器選びやメンテナンス、演奏活動に役立つ情報を、より分かりやすく・見やすくお届けできるよう構成やデザインを一新しております。 また、スマートフォンやタブレットからもスムーズにご利用いただけるよう対応いたしました。 今後も、『奏者とともに歩む楽器店』として、皆さまに信頼いただける情報とサービスを発信してまいります。 新しくなったホームページを、ぜひゆっくりとご覧ください。 引き続き、鈴木弦楽器をよろしくお願い申し上げます。

〖終了〗ケース買替&下取フェアのご案内 [6/14 – 6/30]
2025年6月11日
- イベント情報
<今だけ!ケース下取りフェア開催!> 「ケース、買い替えたいけど高い...」、「今のケース、処分に困っている...」、 そんなお悩み、鈴木弦楽器が解決します! 古くなって使いづらくなったヴァイオリンケース、そのまま使い続けていませんか? 期間限定で、通常の10~20%OFFに加え、 お持ちのケースを下取りで最大40%OFF! ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの各種ケースを取り揃えております。 この機会にぜひ、お気に入りのケースをお得に手に入れてください! 対象 ヴァイオリン / ヴィオラ / チェロ の各楽器ケース 期間 6月14日(土) ~ 6月30日(月) 営業カレンダー 特典 お持ちのケースを下取りで、 通常のお値引きに加えて最大20%OFF。 期間中最大40%OFF!(下取り含む) 主なブランド BAM、GEWA、Super Light、Eastman、Grazioso、Carbon Mac、etc... ※一部上記以外のメーカーも取り寄せ対応も可能です。対象可否はスタッフまで。 来店予約はコチラから ≪ 下取りってどういうこと? ≫ お持ちのケースを当店にお持ち込みいただき、新しいケースに買い替えていただくと、通常の割引にさらに下取り分のお値引きを追加いたします。(最大40%割引) ケースは状態にかかわらず、最低でも10%のお値引きを保証!買い替えをご検討中の方は、ぜひ一度当店までご相談ください。 【ご注意事項】 ・本キャンペーンは店頭限定です。通信販売での対応は行っておりません。・新しくご購入いただくケースは大人サイズのみ対象となります。 ※下取りに出していただくケースは、分数サイズも対象です。 ・店頭にないケースについても、お取り寄せ対応が可能です。 ※ただし、メーカーやブランドによりキャンペーン対象外となる場合があります。ご希望の方は事前にお問い合わせください。 ・お取り寄せをご希望の場合、ご購入前提での対応のみ可能です。 ※キャンセルはお受けできませんので、あらかじめご了承ください。 ・お取り寄せ商品などで後日お渡しとなる場合は、ご来店または郵送(※送料別途の可能性あり)にてお渡しいたします。 【 Pick Up -おすすめ商品- 】 〈 ヴァイオリンケース 〉 BAM(バム) ①エトワール ハイテック コンター 税込定価:¥231,000 ②ハイテック コンター 税込定価:¥143,000 BAMのハイテックシリーズは、軽量でありながら衝撃に強く、断熱性・防湿性にも優れた三層構造のシェルを採用した、高性能ケースです。モデルによって素材が異なり、多くのモデルには、軽量で堅牢なABS樹脂が使われています。 また、「①エトワール」モデルは、ケース表面の一部とハンドル部分に本革を使用しており、機能性に加えて高級感のある仕上がり。 デザインや質感にこだわる方に人気のラグジュアリータイプです。 Eastman case(イーストマンケース) グレーフレームシリーズ(ブラック・ワインレッド・ウィステリア) 税込定価:¥42,900 ※こちらのカラーは事前に予約が必要です。 イーストマンケースに新色が仲間入り! 定番カラーにグレーフレームを合わせた、ちょっと差がつくスタイリッシュなデザイン。 まわりと違う、自分だけのカラーを楽しみたい人におすすめです。 Super Light(スーパーライト) エレガンス2トーン 税込定価:¥46,200 優れた耐衝撃性・断熱性・防湿性を誇るポリスチレン素材を使用した、驚くほど軽量なケース。YKK製の止水ジッパーとスイス・アミエット社製の高品質ロックを採用し、安心感と同時にエレガントな2トーンデザインが特徴。 〈 チェロケース 〉 BAM(バム) シュプリーム アイス (オレンジ・シルバー) 税込定価:¥440,000 フランスBAMが誇る、機能美と上質さを兼ね備えたチェロケース。 耐久性に優れたポリカーボネイト素材で楽器を守り、洗練されたデザインが持つ人の品格を引き立てます。 Rokkomann チェロケース RC-1 (ブラック・ブルー・ホワイト) 税込定価:¥132,000 軽量で頑丈なポリカーボネイト製のチェロケース。 傷に強く、高い保護性能を持ちながら、手頃な価格も実現。 細部までこだわった安心設計です。 【 ACCES -場所- 】 住所 : 大阪市中央区島町1丁目4番7 第一双基マンション1003号室 → [アクセスマップ] 営業 : 【営業時間】10:00~18:00 【※休業日※】木曜日、祝日 【 INQUIRY -問い合わせ- 】 電話番号 : 06-6942-6665 メール : お問い合わせフォーム LINE : 友達追加

棚卸休業のお知らせ
2025年6月6日
- お知らせ
6月21日(土)は誠に勝手ながら弊社棚卸しの為、終日休業とさせていただきます。 ご不便をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。

ヨーロッパ出張 2024 イタリア編(クレモナ)
2024年12月16日
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< ヨーロッパ出張レポート③ > 少し遅くなりましたが、最後はイタリア クレモナでのレポートをお届けいたします。 今年はクレモナ・ムジカに加え、3年に1度開かれる「トリエンナーレ・コンペティション(国際弦楽器製作コンクール)」も開かれておりました。 「トリエンナーレ」とは現代の国際製作コンクールの中では最も参加規模が大きく(今年は300人以上の参加)、世界中の弦楽器職人や弦楽器業界人たちが注目する権威あるコンペティションです。(正式名称は”Il Concorso Triennale Internazionale di Liuteria Antonio Stradivari”) 今回はそんな貴重なイベントの様子も拝見してまいりました。 [ イタリア編 in クレモナ ] ミラノ中央駅から電車で約1時間、クレモナ駅に到着。 やはりイタリアの駅はどこも、外観が美しい。 翌日。 朝からクレモナ・ムジカの会場へ 1年ぶりですが、中は相変わらずの賑わいの雰囲気があります。 今年も吸い込まれるかのようにPetko Petkov氏のブースへ。 毎年の恒例ルートみたいになりそうです。(笑) いつもすばらしい楽器の提供をありがとうございます。 ドイツ弓メーカー Dörfler(デルフラー) 近年のインフレや弓材が貴重になっていく中、いつもリーズナブルな弓からマスタークラスまで変わらず幅広くご提供いただきありがとうございます。 弦楽器以外にも、興味が湧くようなブースもございます。 大量のレコードが置いてあるブース。 詳しくはないですが、レコード好きの人にはたまらないのでは。 すごく気になる音楽療法のブース。 寝転んでいる女性の下に男性がチャクラのような気を手で与えている様子。 かなりシュールな光景ですが、わたしも一度受けてみたいと思いながらじっと見つめておりました。 (いまだにこの療法がどういう効用や効果があるのか私はわかっておりませんが。) それからも色んなブースを回りつつ今年のクレモナ・ムジカを見学しました。 この日の晩は駒メーカーのDespiau社に食事に招いていただきイタリアンレストランへ。 昨年は旅の不慣れによって中々食事を楽しめなかったのですが、今年は万全な体調?で。 どの料理も案の定おいしく、ポルチーニ茸からはじまり、肉料理、生ハム、デザートまで絶品でした。 一番初めからテーブルに置かれていた、肉団子のようなミートボールフライ(写真右下)だけはお腹がはちきれそうで手が出ませんでしたが。(笑) 昨年に引き続きありがとうございました。 食事中、代表者Nicolas Despiau氏とお話の中、弊社が40周年を迎えたことを伝えたところ、「明日、お祝いのプレゼントをあげるから私たちのブースに来て!」と。 すると、翌日のDespiau社のブースにてプレゼントをいただいてしまいました。 フランス?地元?で伝統のブランデーだそうです。 銘柄は詳しくありませんが、お酒好きのわたくしにとっては非常に嬉しい贈り物でした。 (帰国後、さっそくおすすめのストレートで飲んでみましたが42度もあり、アルコールも香りもかなり強かったです。ゆっくり味わいながらちびちび飲んでいこうかと思います。) 翌々日。 この日は街内の工房を巡ったあと、最後にトリエンナーレのエントリー作品を見に行きました。 会場に到着すると、 ざーっと300もの楽器が並べられており、初めての光景にワクワクが止まりませんでした。 いつもは順位毎に並べられていたとのことですが、今回は名前順で並んでいたため順位がわからず。。。 その一方で、先入観なしに自分なりの考えを持ちながら拝見することができたのはよかったです。 この日のために丹精込めて作られた楽器たちはとても興味深く、製作者の意図を想像しながら見る時間は有意義で非常に楽しいです。 この日は製作家の根本 和音氏に会場へ同行いただいていたため、同時に彼の製作家としての意見も伺いました。 「近年は楽器の綺麗さだけでは差がつきにくく、その先の誰にも出せない”何か”を作り上げることができる感性を持っている人が評価されている」とのこと。(その時の審査員の好みにも左右されるとのことですが。) 改めてコンクールのレベルの高さに驚愕です。 今までのゴールドメダルを受賞した博物館の楽器たちはその時代を作ってきた人たちの作品かと思うと感慨深かったです。(そう考えると根本氏はチェロで1位になったことは改めてどれほどの栄誉なのかとも思いました。) また、根本氏自身の楽器についても伺い、楽器作りにおいての技術力や細部へのこだわりはもちろんですが、奏者への思いやりや理解を深めていこうという考え方が印象的でした。 その意識がトータルで素晴らしい楽器ができる感性に繋がっているのではないかと思いとても勉強になりました。 今回、彼がエントリーした作品はコンクール用として作られていたため、ご縁もありその内のヴィオラを弊社にて迎え入れさせていただくことになりました。 根本氏の最新の感性や技術が詰まった素晴らしい作品ですので、気なる方は是非ご試奏ください。 展示作品を見終え、ほっと一息をつきながら休憩。 300もの作品を一気に見たために頭の中はパンパンでしたが、気づきやポイントなどを自分なりに整理して今後の参考に。 (しかし、審査員の方々の見る目はもちろん素晴らしいとは思いますが点数をつけていく体力もすごいなぁと思わされました。) 今回の出張でもまた新たな発見や出会いがあり、非常に貴重な経験をすることができました。 まだまだ奥深い弦楽器ですが、もっと様々な方の作品を見てみたいという思いがより強くなりました。 来年も伺えること、そして新たな作品との出会いを楽しみにしています。 仕入れは随時みなさんにご紹介させていただきますのでお楽しみに! P.S. マルペンサ空港のマクドナルドは店員さんが超絶スローペースなので、利用される方は時間に余裕を持ってご利用ください。 (日本でのオーダーが出てくる早さはほんとに素晴らしいです。笑)

ヨーロッパ出張 2024 イタリア編(ミラノ)
2024年11月1日
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< ヨーロッパ出張レポート② > 続いてはイタリア ミラノでのレポートをお届けいたします。 昨年に続き2度目のイタリア出張となりますが、今年はクレモナに向かう前にミラノ内の弦楽器工房を探索してきました。 楽器の製作学校もあるミラノでの新しい出会いや発見をご覧くださいませ。 [ イタリア編 in ミラノ ] ミュンヘン空港からマルペンサ空港まで飛行機で約1時間。 今回も案の定、2時間ほど遅延しましたが、二回目の経験でそれほど驚きはなかったです。(笑) そして、無事に電車にも乗ることができ夜10時頃、ミラノ中央駅に到着。 前回はあまり余裕がなくゆっくりと駅内を見ることができませんでしたが、改めて見るととても大きなスケールに圧倒されます。 ところどころに芸術性を感じる造形物などもあり、日本の駅の概念とは全く違った造りで感銘を受けました。 (ちなみにタイトルの写真はミラノ中央駅の外観です。工事中でしたが。) この日は夜遅くでレストランなども閉まっており、そのままホテルで翌日に備えることに。 イタリア2日目。 ミラノはクレモナに行く道中には必ず踏み入る地なので、今回は少し立ち止まってミラノスクールの現況を確認してきました。 日本ではヴァイオリンといえば、「やっぱりクレモナ!」とのイメージを持たれている方も多いと思いますが、ここミラノでもれっきとした歴史や伝統があり、数々の凄腕の先人たちが輩出されてきた楽器作りが盛んな地です。(有名どころでいくと、モダンイタリアンを代表する工房の主L.Bisiachや、クレモナで有名なG.B.MorassiやF.Bissolottiの師に当たるF.Garimbertiなど) この日はミラノの工房を数件訪問する予定を組んでおり、その内の2工房をご紹介させていただきます♪ まず初めに訪れたのは、”LiutaiLab”工房。 こちらはミラノの製作学校の卒業生たちがプロとして働いている工房でもあり、弦楽器の研究室。 ヴァイオリンやギターなどの弦楽器製作家が在籍しており、定期的に音響性や材木などについてのワークショップを開いたり意見交換を行っているとのこと。中でもDaniele Marni氏(写真:中央)は今年に入ってヴァイオリンで2つの国際製作コンクールで入賞を果たしている期待の若手製作家です。(”A.N.L.A.I”でブロンズメダル、”G.B.Guadanini”ではシルバーメダル。)実際に楽器を拝見しましたが、丁寧な作法で細かなところまで手が行き届いており、きっと彼の器用さがコンクールなどで評価を得ているのだろうと感じました。今後のさらなる活躍に注目&期待です! 続いては、”Gibertoni&Nalin”工房 ミラノの製作学校でも教鞭をとっているStefano Gibertoni氏(写真:ピースしている方)の工房。普段はValerio Nalin氏(写真:チェロを持ったメガネの方)と共同で製作を行っており、クオリティーの高いアンティークフィニッシュの楽器を製作しております。ヴァイオリンからチェロまで説明を聞きながら拝見させていただきましたが、途中新しい楽器であることを忘れてしまうほどアンティークの表現が素敵でした。 こちらの工房ではパーツに使われる材料にもこだわりを持っており、古典的な木材やサステナブルな材料を利用する取り組みも行っております。 Gibertoni氏曰く、「本工房のオリジナルパーツは17~18世紀でも使用されていたとされる古典的な木材を使用しており、環境にやさしく、楽器への音響性(抜け感など)へ機能的なアプローチを実現できる材料である」とのこと。少し難しいお話でしたが、またひとつ勉強させていただきました。 他にも、こちらの工房で働いている製作家の方々がおられ、日本人の若手製作家の吉原 啓介氏(写真:中央左)もそのひとり。 はじめは日本人がいることを知らず、恐る恐る工房内に入りましたが、お会いした瞬間驚きとよくわからない安心感が芽生えました。 つい最近、ヴァイオリン製作学校を卒業したばかりとのことですが、これからは研磨を積みながらプロとして懸命に尽力されていくとのこと。 鈴木弦楽器としてはこれからも応援していきたいです! この日はトリエンナーレコンペの入賞者事前発表日でもあり、同工房のGianluca Coratza氏(写真:右端)が入賞している朗報がありました。 何の賞を取ったかは表彰式までは知らされず、工房内では「もしかしたらゴールド(1位)かもしれんな!(笑)」と和やかな雰囲気で賑わっておりました。 (結果は上位10位以内のファイナリスト賞。300もの作品も中から選ばれるとは本当にすごいことですよね。) こんなアットホームな雰囲気でとても居心地がよかったです。 いままではミラノの製作家の楽器はあまり多く取り扱うことはありませんでしたが、今回工房を訪れ直接彼らの意見やコミュニケーションをとることで、その人たちが考えているニュアンスやこだわりに触れることができたのは収穫でした。 情報社会が進化していく中でも、地域や工房による価値観の違いを発見し、それが作品性にどう影響されているかを考えると、もっと色んな地域を訪れたい気持ちが強くなりました。 最後に、後日行ったクレモナムジカでも彼らがブースを出していたので記念に一枚。 (ブースの出展者は二人でしたが、たまたまお会いしていた製作家たちが一同に集まっておりました。早くも偶然の再会にびっくり。) 写真:左からGianluca Coratza氏、Dario Borroni氏、Daniele Banino氏、Daniele Marni氏、わたし。 いずれも技術はもうすでに申し分ない方たちですが、これからの彼らのさらなる活躍とその作品に要注目です! 次回はクレモナ編です!

ヨーロッパ出張 2024 ドイツ編
2024年10月22日
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< ヨーロッパ出張レポート① > 今年もやってきました&行って参りました! イタリアで開かれる『モンドムジカ』の時期に合わせて、今回はドイツ(マルクノイキルヒェン、ミュンヘン)・イタリア(ミラノ・クレモナ)の全4拠点に行って参りました。 私のヨーロッパ出張は昨年に続いて2回目となりますが、昨年よりかはパワーアップしているはず!? ← 何が? とにかく、今回もお伝えしたい内容はたくさんありますので、少しでもみなさまにその雰囲気を味わっていただけると誠に幸いでございます。 [ ドイツ編 ] 今回も大阪空港から羽田空港経由で14時間ほどかけ、ドイツのフランクフルト空港まで。 そして途中、寝ぼけながらもトランジットして最終地点のニュルンベルク空港へ。 今回は欠航もなく遅延もさほどなかった為、無事に朝8時頃ドイツに到着。(昨年の二の舞にならずひとまず安心。) まずは目的地のマルクノイキルヒェンへ電車で向かうことに。 はじめての電車で案の定、行き方もわからず空港出口付近でもたもたしていたら...「下に行け!」と急にスタッフに言われ無料の地下鉄があることに気づきました。 正直、遠くからいきなり大きな声で呼ばれていたので自分に対してかもわからず、びびって無視しておりました。→スタッフさんすみませんでした。(笑) そんなこんなで大きい駅(なんていう読み方か忘れた)に到着後、朝食を済ませてからルートを決めて出発! この業界では”楽器の街”として有名なマルクノイキルヒェンですが、実はドイツの中では都会からかなり外れたところに位置しており、交通インフラも少ない地域です。 そのため、長い道のりを数少ない電車やバスをうまく使って行く必要があるのですが、この情報は現地に到着してから知りました。(事前に調べていなかった自己責任ですが) バスで行くには途中からかなり歩かないといけないのと、万が一逃してしまうと面倒なので今回は目的地付近の「比較的大きめの駅」まで行き、そこからタクシーで向かうプランに。 ウトウトしながらも約2時間電車に揺られながら目的駅に到着。 そして、タクシー乗り場の標識を見つけ、「助かった!」と思った矢先… 「タクシーがない...。」 配車の仕方もわからず(ウーバーなんかは当然使えず)、頼りになるはずの交番もなぜか閉まっており、「最悪はヒッチハイクかな。。。」と心の中では不安と絶望でいっぱいな状態。 そのとき、 「・・・!? そういえば、駅の売店に人がいたよね!」 そんな思い付きからレジにいたおばあさんに助けを求めたところ、「タクシーを呼んであげるわ」と神の一言。←なんと優しい御方、感謝しかない! その後、無事にタクシーと合流しマルクノイキルヒェンへ。(タクシーに乗れた時の安心感。ナビはこちらが説明しないとわからないおじいちゃんでほっこりしましたが。) そして、ようやくマルクノイキルヒェンに到着! 想像以上にかなりの田舎!!草や動物が多いのどかな町で、ストレス社会に疲れ切った方には非常におすすめの環境です。(笑) 早く到着したため、しばらく周辺を散歩することに。 この日は休日だったため、町はかなり静かで店もほとんどが閉まっておりました。 すると奇跡的に名物のヴァイオリン博物館が営業しており、入ることに。 ドイツでは有名な博物館で、中はたくさんのドイツ製の楽器や弓、そして色々な国の楽器が並べられておりました。 当時の製作過程や道具も見学し、マルクノイキルヒェンでのルーツやこだわりなどの歴史を学ぶことができる場所です。 また、途中で館内スタッフのおばさんがローカル弦楽器を目の前で演奏してくれたりと色々楽しむことができました。 中はこんな感じ↓↓ 有名な超巨大ヴァイオリンと一緒に。 →見た目はただの観光客 ドイツ2日目。 実は今回、マルクノイキルヒェンを訪れた目的は、みなさんも一度は使用したことのあるGold Brokat弦(特にヴァイオリンE線ではシェア一番)で有名なオプティマ社の工場視察です。 普段使用している弦が一体どのように作られどのように商品化されているのか、はたしてどんなもんなんかと(偉そうですが)実際にこの目で直接確かめることでした。弦の構造や作られ方は本で読んだりもしましたが、如何せんイメージがわいていないというのが現状です。 翌朝、先方にお迎えに来ていただき早速工場の方へ! 道中、様々な有名な楽器メーカー(管楽器、ピアノ、ギターなど)の工場が並んでいる道を進みながらオプティマ社の工場に到着。 オプティマ社は元々ミュンヘン付近(ゲレツリード)にも製造施設を構えており、今年2024年にマルクノイキルヒェンに完全に拠点を移したとのこと。 その際、マルクノイキルヒェンの設備を一新し、弦の製造機器だけでなく、工場内の空調や自給自足用の太陽光パネルなどの最新設備を伴っております。 実際に古くから使用されていた製造機。(これがいつまで使用されていたかは知りませんが。) しばらくお茶を交えてミーティングを行いつつ、いざ工場内見学へ! 奥へ進むと製造現場が・・・ なんと、手作業で行われているではないですか!? なんとなく想像していたオートメーション化の世界とは裏腹に、女性ひとりでコツコツと作業されていることに非常に衝撃を受けました。 機械は新しいものが使用されているものの、ディティールはひとつひとつ丁寧にすばやく人の手で行われていて、弦メーカーによるこだわりを感じました。それが現在の価格で流通されていることを想像するとさらに驚きが隠せません。 各弦の種類により担当や製造方法が分かれており、こちらはゴールド弦の作業員さんです。(作業動画を見られたい方は弊社まで。) そこで、先方オーナーのご厚意により、「君もやってみるかい?」とのことで早速チャレンジ! まずは弦のワイヤーをフックにかけてテンションを保ったままペンチで引っ張り続け、フットペダルを絶妙な踏み加減で調節しながら弦を捻じります。(初めてやるドラムみたいな感覚です。知らんけど(笑)) 案の定、全くうまくいかず、失敗のたびに「〇〇ユーロが無駄になったよ」と煽られながら、最低でも5本ぐらいは切って無駄にしてしまっていたような…。 それでも引き続きご教示を受けながら、最後に糸で色付けをしてなんとか完成! 世界にひとつだけの“鈴木弦楽器 オリジナル弦”です。(笑) クオリティーを見てもらうと、私の苦労といかほどに難しいことだったかお分かりいただけますでしょうか。(私の製造過程を動画でご覧になられたい方は弊社まで。パート2) こうして弦づくり?を体験できたことで普段使用している弦も楽器や弓と同じようにメーカーのこだわりが詰まったものであることを実感しました。 この苦労を知れたことは私にとって非常に良い経験となりましたし、今後の楽器の取り扱いだけでなく、弦への意識もより一層高まった気がします。 オプティマ社の方々、本当にありがとうございました。 (※今回紹介した弦の製造方法はオプティマ社によるものです。) 工場視察を終え、マルクノイキルヒェンで有名なおしゃれなレストランに連れて行っていただきました。 こんな感じで至るところに店内にヴァイオリンが。↓↓ 昼食後、町内のヴァイオリンや弓工房を巡り、マルクノイキルヒェンの文化や雰囲気を味わうことができました。 辺りも暗くなりつつ、この日は翌日の早朝移動に備えることに。 ドイツ3日目。 早朝、雨の中タクシーで駅まで向かい、そこからいざミュンヘンへ! ここでもまた乗るべき電車に戸惑い、次の駅での乗り換え時間が7分しかないのに出発が10分以上遅れるというオワコンな状況。 目的駅に着いた途端に駅員から「次のバスがお前らを待ってるぞ!」的な言い方で海外用のでかくて重いキャリーケースを持ちながら走らされるという始末。 これがヨーロッパ文化なのかよくわかりませんが、日本文化のすばらしさにも気づいた瞬間でもありました。(笑) そこから、バス→電車と数時間かけてミュンヘンへ到着! ここまで来ると都会感が増し、あたりは”オクトバーフェスト”のイベントでいつもより盛り上がっておりました。 個人的にはすごく気になるイベント(日本でも開催されておりますが)でしたが、時間がないので急いで目的地まで。 着いた先はミュンヘン駅から車で10分ほどのマリオン・ミヒャエル氏の弦楽器専門店。 店内もかなりおしゃれに、楽器が非常に見やすくきれいに陳列されておりました。とてもおいしいお食事もご用意いただき、情報交換やたくさんの楽器を見させていただいて充実した時間を過ごすことができました。 あっという間に時間が経ち、急いでミュンヘン空港へ! せっかく来たミュンヘンで、もう少し滞在したいところでしたが(本当はオクトーバーフェストも気になってる)、また次回来た時の楽しみにとっておこうかと思います。 ドイツ編は以上です。次はイタリア編のレポートをお届けします。お楽しみに!

〖終了〗40周年記念 弦楽器大展示会2024 [10/5 – 11/17]
2024年9月17日
- イベント情報
<40周年記念 弦楽器大展示会のご案内> おかげさまで鈴木弦楽器は2024年9月で設立から40周年を迎えることができました。 これも皆様の変わらぬご愛顧の賜物とスタッフ一同、心より感謝致しております。 そこで、40週年を記念し10月5日から11月17日にかけて弦楽器大展示会を開催致します。 今秋、新しく入荷する楽器をはじめ、オールドからコンテンポラリーまで幅広くご用意しております。 40周年にふさわしい特別楽器・楽弓も展示いたしますのでみなさまのご来店心よりお待ちしております。 第一部(ヴァイオリン・ヴィオラ)、第二部(チェロ)、第三部(コントラバス)に分けて開催致しますので、 ご覧になりたい楽器と日程をご確認の上ご来店ください。 こだわりの一本をお探し頂けるこの機会を是非お見逃しなく。 日時 ※予約優先制 (個室での試奏希望はご予約ください。) ヴァイオリン &ヴィオラ 10月5日(土) ~ 10月20日(日) 10:00~18:00 ※10月14日(月)は休業 チェロ 10月26日(土) ~ 11月3日(日) 10:00~18:00 コントラバス 11月9日(土) ~ 11月17日(日) 10:00~18:00 ≪ 弦楽器展示会について ≫ 国内外の弦楽器を一堂に集め、一度にいろいろな楽器を試すことができる特別な機会です。 個人製作家や卸・販売業者の楽器・楽弓が数多く出展し、作品を展示・販売します。 展示作品のほとんどを手にとって試奏することができる他、新商品のケースや小物を試せたり、初心者から演奏家まで幅広く楽しめるイベントです。 また、「選び方がわからない」、「難しそう」などの不安がある方でも、専門スタッフまたは試奏アドバイザーが親身になってご案内いたしますのでご安心ください。 【 Pick Up -ピックアップメーカー- 】 [ヴァイオリン] 10月5日(土) ~ 10月20日(日) <ヴァイオリン> ◆Nicolò Gagliano II (fl. 1800 – 1825) ◆Ferdinando Gagliano (1738 – 1804) ◆Ferdinand Garimberti (1894 – 1982) ◆Enrico Marchetti (1855 – 1930) ◆Igino Sderci (1884 – 1983) ◆Jean Baptiste Deshayes Salomon (1713 – 1767) ◆Renato Scrollavezza (1927 – 2019) ◆Francesco Bissolotti (1929 – 2019) ◆Carlo Vettori (1940 – ) ◆Émile Germain (1853 – 1933) ◆Charles Georges Brugère (1865 – 1930) ◆Albert Deblaye (1874 – 1929) <ヴァイオリン弓> ◆Eugene Sartory (1894 – 1982) ◆Emile Auguste Ouchard (1884 – 1983) [ヴィオラ] 10月5日(土) ~ 10月20日(日) <ヴィオラ> ◆Igino Sderci (1884 – 1983) ◆Iginio Siega (1903 – 1941) ◆Giuseppe Stefanini (1908 – 1992) ◆Vittorio Bellarosa (1907 – 1979) ◆Petko Petkov (1975 – ) <ヴィオラ弓> ◆Franz Albert Nürnberger (1826 – 1894) ◆François Lotte (1889 – 1970) [チェロ] 10月26日(土) ~ 11月3日(日) <チェロ> ◆Giovanni Cavani 1966 ◆Andreas Preuss ◆Cesare Cipriani ◆Old French C.1900 ◆Albin Ludwig Paulus Jr. C.1900 ◆Max K.Bruckner 1887 ◆Edorio Edrev 2021 ◆Meteny <チェロ弓> ◆Pascal Camulat ◆Slaviero&fils ◆Niall Flemming ◆Monique Poullot ◆Ichiro Tsutsumi [コントラバス] 11月9日(土) ~ 11月17日(日) <コントラバス> ◆Old Bass ◆Contemporary Bass <コントラバス弓> ◆German Style Bow ◆German Style Bow 【 Event -イベント- 】 ◆弦楽器試奏相談会◆ プロの演奏家がお客様に代わって展示楽器を試奏いたします。「楽器の選び方がわからない...」、「演奏に自信がない...」など、楽器の選択にお悩みの方ならどなたでもご相談いただけます。普段から演奏会やレッスンを行っている専門奏者があなただけの楽器選びをお手伝いいたします。(相談費用:無料) ※予約優先制(一組さま最大60分まで) 〈 ヴァイオリン・ヴィオラ 〉 試奏アドバイザー 石原 優香 (いしはら ゆうか) 桐朋学園大学音楽学部を経て、同大学院音楽研究科修士課程を修了。ヴァイオリンを加藤知子氏に師事。 東京・春・音楽祭やラ・フォル・ジュルネ TOKYO、仙台クラシックフェスティバルなど国内の音楽祭に、オーケストラメンバーとして多数出演。 2021年より大阪フィルハーモニー交響楽団第一ヴァイオリン奏者。 〔日時〕 ①10月12日(土) 11:00~17:00 ②10月13日(日) 11:00~17:00 →ご予約はコチラ 〈 チェロ 〉 試奏アドバイザー 孫工 惠嗣 (まごく けいし) 10歳よりチェロを始める。 京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。 2011、2014年にJSQが講師を務める Phoenix OSAQA 弦楽四重奏マスタークラスを受講。ウェルナー・トーマス・ミフネ主催のワークショップ、軽井沢国際音楽祭、京都国際音楽学生フェスティバル、京都ブライトンホテルリレー音楽祭等にも参加。 これまでにチェロを岩谷雄太郎、安野英之、雨田一孝、上村昇の各氏に、室内楽を中島悦子氏に師事。 現在、関西を中心にソロや室内楽、オーケストラの客演などで活動中。 〔日時〕 10月26日(土) 11:00~17:00 →ご予約はコチラ ◆ヴァイオリン体験レッスン&工房見学会 @北大江たそがれコンサート◆ 「ヴァイオリンに興味があるけど、なかなか触れる機会がない...」そんな方はいらっしゃいませんか? ヴァイオリンを少しでも知っていただく機会を提供できたらと思い、本イベントを開催することになりました。講師は現役音大生が担当。当日には弦楽器の工房見学も一緒に体験できますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。(本企画は”北大江たそがれコンサート2024”のイベントの一環として開催いたします。5歳以上のお子様から大人までどなたでも無料でご参加いただけます。レッスンは親子参加、付き添いも可能です。) 〈日時〉10月8日(火) 14:00~18:00 〈会場〉鈴木弦楽器 〈内容〉1組60分(工房見学含む) ※要予約 〈料金〉無料(予約枠が埋まり次第受付終了) →ご予約はコチラ レッスン講師 田村 凜果 (たむら りんか) 5歳からヴァイオリンを始める。相愛高等学校音楽科、相愛大学音楽学部ヴァイオリン専攻卒業。学部卒業時に住友生命いずみホールでの卒業演奏会に出演。第76回福山音楽コンクール中国新聞社賞受賞。神戸国際コンクール本選出場。2023-24年度、山岡トロイメライ音楽財団奨学生。これまでにヴァイオリンは池川章子、田辺良子の各氏に師事。 現在、同大学音楽専攻科器楽専攻ヴィオラ分野で竹内晴夫氏に師事 〈第19回 北大江たそがれコンサートweek2024〉 【 BONUS -購入者特典- 】 期間中、楽器・楽弓をご成約いただいた方には『鈴木弦楽器40周年限定デザインクロス』をプレゼント!! 『鈴木弦楽器40周年限定デザインクロス』 優良品質のマイクロファイバークロス製。 ※個数限定のため、なくなり次第終了。 【 ACCES -会場- 】 住所 : 大阪市中央区島町1丁目4番7 第一双基マンション1003号室 → [アクセスマップ] 営業 : 【営業時間】10:00~18:00 【※休業日※】木曜日、祝日(10月14日、11月4日) 【 INQUIRY -問い合わせ- 】 電話番号 : 06-6942-6665 メール : お問い合わせフォーム LINE : 友達追加

五嶋みどり&藤田真央 能登半島地震被災地復興プロジェクト 「ホープ・コンサート 2024」
2024年9月13日
- イベント情報
【コンサート情報】 五嶋みどり&藤田真央 能登半島地震被災地復興プロジェクト 「ホープ・コンサート 2024」(無料コンサート) 能登半島で五嶋みどり氏(ヴァイオリン)と藤田真央氏(ピアノ)による被災地復興支援活動が開催されます。世界で活躍するお二人による被災地の方へ向け、「本物の音楽」に癒される時間を共有するとともに明日の糧になればという思いから企画されました。 ※弊社が協力させていただいてる、理事長 五嶋みどり氏による"ミュージック・シェアリング"の活動もご覧ください。 URL:http://www.musicsharing.jp 【日程・会場】 2024年11月13日(水)輪島市立輪島中学校体育館 2024年11月14日(木)七尾市文化ホール (開場)17:15 (開演)18:00 *いずれも18時開演、休憩なしの公演 【出演】 五嶋みどり(ヴァイオリン)、藤田真央(ピアノ) 【チケット】 無料整理券配布 【主催】 五嶋みどり・藤田真央 【専用サイト】 https://eplus.jp/midori-mao-noto2024/ 【お問い合わせ】 株式会社オフィスGOTO 〔電話〕 03-3262-8728(平日 10:00~17:00) 〔メール〕 info@office-goto.co.jp レイドバック 〔電話〕 076-255-2662(平日 13:00~17:00) 〔メール〕 laid-back@sea.plala.or.jp