ポール・クノール 1882 – ca. 1977
1882年生まれ。ドイツのマックス・デーリングに師事し、ヴァイオリン製作を学ぶ。ベルリンとブレスラウで働いた後、1918年にマルクノイキルヒェンのF&R Enders社の工房で働く。その後、1921年に独立。ポール・クノールは木材や素材の選定に長けており、当時から高い評価を得ていた。ヴァイオリンは古典的なモデルを模倣されているものが多いが、この作品は「G.B.グァダニーニ」をモデルをベースに、本人オリジナルの工夫なども加えられていると考えられる。