ヤコブ・シュタイナー 1617 – 1683
オーストリア(ジャーマン系)の最も優れたバイオリン製作者。オーストリアとドイツの製作学校の第一人者。
初期の作品はクレモナのニコロ・アマティの作品と非常によく似ていることから、アマティの弟子であったとも伝えられている。しかし、歴史的記録での立証はいまだにされていない。1656年に出身地であるアブサムで工房を立ち上げ定住。この時期、初期のアーチの高い作風から変化し、17世紀後半にはクレモネーゼの同時代の作品に匹敵する、あるいはそれを超える優れた楽器を製作していた。
実際、「シュタイナーモデル」は「ストラディヴァリモデル」が普及するまでに最も高く評価されていた。